本ページはプロモーションが含まれています

管理人miyu
猫・風景写真Twitter @writermiyu
フォロー時一言あるとありがたいです

ミュシャ展―運命の女たち― アールヌーヴォーの巨匠 福岡アジア美術館 感想


ミュシャ福岡展
レポート記事です。


【この記事の内容】
・感想 writer Miyu
・感想 東間 陽一 sieg2039
・関連展覧会 アクセス地図

【感想】
昔、熊本でアルフォンス・ミュシャの展覧会があって、鑑賞しました。

私にとっての2度目は福岡、また行きたいと思っていた福岡アジア美術館だったので感慨深いものがあり。

早世してしまった初恋の女性、身を引いた女性…彼に芸術のインスピレーションを与えた様々な女性たちを知ることができ感動。

アールヌーヴォーの巨匠としてその名を美術史上に刻んだアルフォンス・ミュシャ。

大女優サラ・ベルナールに見出され、彼女のポスターを手がけたことが、彼の出世作となります。


ミュシャ装飾デザイン集―『装飾資料集』『装飾人物集』

Amazon

彼はポスター、装飾パネル、カレンダーなど制作した人気グラフィックデザイナーでした。

星、宝石、花などを流線で表現した曲線美、華麗な女性像が特徴ですね。

『四季』『芸術』など絢爛豪華な連作も多くあり、見ごたえがあります!

現代だと壁紙、マスキングテープなんかにするとお洒落だな~と思う。会場内はセンスのいいお洒落な女性のお客さんが多かった印象でした。

図書館で画集を借りて予習復習、展覧会でミュシャの世界観を自分の中で深めることができました。


激動の時代に翻弄され、度重なる不運にみまわれたアルフォンス・ミュシャ。

失意と絶望の中やむなく選んだ道がチャンスに繋がったのが、彼の生涯でした。

華やかな世界に生きていた人、という印象だったので、意外でしたね。

苦悩にみちた彼の人生を紐解くと、目先の幸運・不運でわり切れぬ、人生の奥深さを教えられるようです。

長い人生の試練がアールヌーヴォーの旗手、偉大な巨匠をつくり上げたのですね。


そして――尊敬する坂本眞一先生がミュシャをオマージュされてるようなので、絵葉書買いました。

ミュージアムショップに大人の塗り絵がありました。魅力的なグッズが沢山、ミュシャファンはお小遣いに余裕もって行きましょう(笑)

おすすめの展覧会です!

運営・編集 writer Miyu


【感想】
「国立新美術館 開館 10周年・チェコ文化事業 ミュシャ展」2017年春、東京開催の『スラヴ叙事詩』みるのは叶わずも…

当時印刷された貴重な品々がなんと、福岡博多へ来てくれました!

スケジュール調整が難航して途中予定変更も多かったけど、何とか終盤みに行くことができました^^;

思えば絵を描くことになった動機は、JR笹原駅隣にある看板屋さんのシャッターに、ミュシャの絵が描いてあったことでした。

ミュシャのポストカードやポスターを部屋に貼り、それで、徐々に絵を描くようになった感じですね。


そう思うと、原点となった地へ再び見に行った感じです。特にミュシャ学生時代の貴重な作品を鑑賞できたのは貴重な体験でした。

本でも学生時代の作品は載っておらず。絵の上手い人は時間が経っても上手い。

ミュシャとあって女性客が多かったお洒落なミュシャの絵は女性に人気。お土産コーナー大盛況♪

100年経っても売れるものを創り出すのがいかに難しいか、痛感している。

アールヌーヴォーは第1次世界大戦でほぼ終了した形式ですが、もし戦争がなかったらどう進化したのかを考えると、興味深い。


歴史とアートは切り離せない。何かしら影響はあります。華やかな絵と裏腹に、獄死という悲劇的な最期になってしまったのは残念なことです。

作品発表当時は時代遅れとなっていた『スラヴ叙事詩』は、現在はチェコの国宝。

そう考えると千載一遇のチャンスを逃してしまったかも知れませんが、上京の余裕がなかったのは残念でした。

展覧会だけでなく、基礎的なデッサンももっとしなくてはなりませんね。

ミュシャのように超売れっ子にならなくてもいいけど、アートで生計立てられるようにはなりたいです。


チェコの人形アニメを見てるととても繊細で、ミュシャのような画家を生んだ土壌がよく分かります。

素晴らしい芸術作品つくり隊!

思いついたらパッと海外旅行に行ける身分に、なりたいぜよ~(切実)

写真 sieg2039
   東間 陽一 Yoichi Azuma


2015.06.01 移転
2018.06.03 公開
2019.12.22 更新


【関連展覧会
 アクセス地図】


【関連記事】
writer Miyu ブログ
息を呑む繊細美 切り絵アート展 究極のカミワザ11作家 福岡県立美術館 感想

東間陽一 アートブログ
デュッセルドルフ美術館所蔵 アール・ヌーヴォーのガラス 福岡市博物館 感想