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【ネタバレ注意】 信長協奏曲 タイムスリップ物語 感動の最終章! 映画感想


本文には映画の内容が含まれます
ネタバレNGの方はご注意下さい。


映画『信長協奏曲 NOBUNAGA CONCERTO』

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【感想】
殿ぉ~ふぉ~信長本陣から出陣じゃ~! 遅くなりましたが Miyuのすけ、映画館に参上仕りましたぞ~!(ギリギリセーフ入場、焦る鼻息の音)

『信長協奏曲』最終章の映画をみた感想を、感動と記憶が新しい内にしたためます。去る15日、時間を作って行きました。

老若男女、幅広い客層。年配の方たちが飲みもの片手に入場する姿が微笑ましい。久しぶり映画館での鑑賞にて、感動もひとしお。

可能な限り時間をとって、名作をもっと鑑賞したいと思いました。1月に映画公開直前の特番をテレビでみた時、本能寺の炎上シーンはCGでなく…

セット組んで本当に焼いたと聞く。リアリティ追求が徹底してます。役者さんにとって想像以上のプレッシャーだと思うのですが。


信長協奏曲 NOBUNAGA CONCERTO The Movie Soundtrack by ☆Taku Takahashi

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時間・労力・経済を注ぎ、あれだけの建物。1度火をつけたら、2度と撮り直しがきかない。真剣勝負の甲斐あり、こだわりのシーンも迫力満点でした!

衣装、調度品、ちょっとした小道具にしてもお金がかかりそう。1人2役、小栗旬さん演じるサブローと明智光秀。

同じ着物の衣装なのに、まったく違う人物が生き生きと躍動してます。戦国の世で天下人として生きる決意をする影武者はいつしか人望を集めていく。

嫉妬に苦しめられる本物。人生の不如意。

「時は今 雨が下しる 五月哉」(明智 光秀)。本能寺の変(天正10年6月2日/1582年06月21日)


信長協奏曲(16) (ゲッサン少年サンデーコミックス)

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サブローを裏切ろうとした光秀の慙愧(ざんき=恥じ入ること)。本能寺のクライマックス、秀吉の狂気。

2人の感情の「ゆらぎ」が見事、忘れられない名場面です。「人間五十年」と敦盛を舞った織田信長が、医学が飛躍的進歩をとげた現代にタイムスリップしたら?

彼はどう思うのでしょうか。健康優良児サブローの持ち前の明るさ、ポジティブ、良い意味でのテキトーさ。

ある意味、リーダーに必要な要素です。繊細すぎて物事を気にし過ぎるタイプの人には大勢を統率して行くのは難しいかもしれません。

リーダーシップにしても、状況によって求められるリーダー像は変わってくるもの。


身分の低い秀吉の天下人へのサクセスストーリーには本人の命懸けの努力もありますが。

能力あらば身分は問わずという、上司信長の気性も大きく影響しているでしょう。

信長に仕えていた頃のひたむきな秀吉が、私は好きですけどね。気になる結末は、上手く収めたラストだと思いました。

伏線と辻褄を合わせるためには、あの形がベストだったのかなと。史実に添った登場人物の退場のさせ方にも感服。

カッパおっさん登場の時は、どんな役割ででて来たんだろうと疑問だったが…


こんな意外な役どころだったとは(出番少ないけどある意味、重要な役どころ)。日本語と英語のバイリンガル。わりと達筆です。

道三さん(TV)、松永さん、ウィリアム(カッパ)といい、『信長協奏曲』はタイムスリップしてくる濃いキャラが多いな~。

しかも、絶妙なタイミングですれ違うのが芸が細かい。現代では路傍の人。紡がれる新たなドラマを想像させる演出も奥深い。

ドラマ版の最終回みてある程度予想してましたが、軍師・竹中半兵衛役の藤木直人さんは回想のみの出演でした。

願わくば、軍師としての活躍がもっと見たかったですね。軍師的ポジションのキャラクター好き)。出番少な…涙


光秀憐れ。秀吉がだんだん嫌な奴に見えてきた。いや、秀吉のがもっと傷ついてるよ。分からなくなってきた…

サブローと織田家臣たち、サブローと帰蝶の夫婦愛にホロリ。忠誠心、愛情という普遍性あるテーマが一貫しています。

お客さんの中にも泣いてらしゃる方がいました。原作漫画、TVアニメ、実写版のTVドラマと映画。

これで全て鑑賞。あとは漫画の最終回を残すのみとなりました。映画は最終章とのことなので、続編はないのかな。

好評だったら、それもアリなのかな? また逢いたい魅力的なキャラクターたち。豊臣編、徳川編とか、アリじゃないかな。見てみたいなぁ^^


拙者としては続編熱望いたしまするぞ~殿~。タイムスリップもの好きです。夢があっていいですね。

時間旅行できるなら、自分だったら何処へ行くのだろう。人間讃歌、青春群像。

恋愛、ギャグという要素で深刻になりがちな戦国ものが程よく中和されており、泣いたり笑ったり感動できるのが、石井あゆみ先生『信長協奏曲』の魅力。

タイムスリップしてきた現代少年が信長の影武者、本物は光秀。スパイの秀吉、女好きの家康。

中々考えつかない発想です。笑いのツボが自分にピッタリでしたね。

【追記】
TOHOシネマズでこの後、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』も鑑賞。激化を極める空中戦がスリル満点!

今回みた2つの映画。エンドロールが終わるまで、途中で立ち上がるお客さんはいませんでした。

心が温かくなりました。同作の感想については相方の東間陽一が書く予定。

春の季節に皆さんも映画館で名作鑑賞、いかがでしょうか。戦闘シーンなど臨場感、迫力あるシーンはやはり大画面で鑑賞すると、一味も二味も違います!

興奮さめやらぬ映画ハシゴデーでした。既刊15巻(2017年4月12日現在)。

運営・編集 writer Miyu


2015.06.01 移転
2016.03.18 公開
2019.07.22 更新


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