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【ネタバレ注意】 信長協奏曲 タイムスリップ戦国物語 漫画アニメ・ドラマ感想


本文には作品の内容が含まれます
ネタバレNGの方はご注意下さい。


信長協奏曲(13) (ゲッサン少年サンデーコミックス)

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『信長協奏曲』
(ノブナガ コンツェルト)
 原作・作画 石井あゆみ
 ゲッサン創刊号
 2009年-連載中/小学館
 既刊13巻(2016年1月現在)

 テレビアニメ
 2014年7-9月 フジテレビ放送

 テレビドラマ
 2014年10月13日-12月22日
 月曜 21:00-21:54
 フジテレビ系放送

 実写版映画
 2016年1月23日公開
 小栗旬主演(2役)、他出演
 ドラマ版に準じたキャスト


映画『信長協奏曲 NOBUNAGA CONCERTO』

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『人間五十年、下天のうちを比ぶれば、夢幻の如くなり』(「げてん」は下天の他に化天、外天の表記あり)

織田信長の舞った「敦盛」。戦国武将・信長公といえば奇襲戦法、比叡山延暦寺の焼き討ち、本能寺の変。そして…

遺骸が見つからないという歴史上最大のミステリーの1つ。影武者説とか色々妄想してしまいそうな、ミステリアスな面も併せもつ人物。

小栗旬さん主演、TVドラマ続編となる最終章の映画が大人気上映中です!

気になるストーリーを、かんたん解説します。アニメでは、8巻の延暦寺攻め(比叡山焼き討ち 1571年)まで。


信長協奏曲 NOBUNAGA CONCERTO The Movie Soundtrack by ☆Taku Takahashi

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実写版の映画では、本能寺の変(1582年)まで。原作マンガは現在も連載中ですが、クライマックスの本能寺の変まであと数年と、佳境に入っている模様。

年明けのドラマ再放送で初めて知って面白くて、映画も鑑賞しに行きたくなりました。漫画、アニメ、ドラマ感想です。

【感想】
相方の東間陽一と拝読。本当に面白いですねぇ。こんなに夢中になれるとは!

家臣「ちゃん」づけ(笑) も~何から何までおかしくて笑ってしまいます。抱腹絶倒、タイムスリップ・歴史ギャグ漫画。

原作漫画は設定がよく練られています。巻を重ねるごとの飛躍的な画力進化、グイグイ読ませる力がある。


青春、ギャグ、恋愛あり。等身大の少年像を自然体で描写しているところが、多くの人々に受け入れられたのではないでしょうか。

戦国シリアス場面もあり。サブロー信長が戦国時代で人として、ちゃんと生きてみようと決意するシーンに感動。少年から天下人へと変貌を遂げていく。

アニメは日本の風景美、戦闘シーンの躍動感が味わえる。疾走するエンディング内での次回予告と、粋な演出。

現代風のスピード感あふれる曲だけど、作品の世界観にマッチしてます。「天下布武」を掲げ出陣する第六天魔王、信長!

原作にほぼ忠実に作られてますが、CG導入で制作の仕方にこだわっています。


実写版ドラマでは原作の設定に更なるひねりを加え、オリジナルキャラクターなど一部変更がなされてます(特に帰蝶のイメージが)。

凛とした存在感が光る信長の妹、お市。日本女性の嫋(たお)やかさが体現された信長の正室、帰蝶。マンガのヒロインも魅力的です。

織田信長、明智光秀、羽柴秀吉。この3人の設定には特に工夫が凝らされており、見事と唸らされる事しきり。

今まで誰も見たことのない信長像が新鮮です。間の良いギャグで戦国ものでも深刻になりすぎず、楽しく笑ってグイグイ読めます^^

私にとって小栗旬さんで想い出されるのが、NHK大河ドラマ『天地人』(2009年)で演じた豊臣家臣、石田三成でした。


松方弘樹さん演じる徳川家康に、1年近くかけて(大河は1年間放送)追い詰められていく三成の苦悩のプロセス、見てるほうが胸が苦しくなりましたね。

武士の誇りをもって最後は華々しく散る…迫真の演技に激しく感情移入してしまう程でした(涙)

小栗さんはこんなストイックな役も演じられる役者さんなのだと感服。私の忘れられない石田三成像です。

今回の『信長協奏曲』ではサブローと光秀、小栗さんの1人2役も見どころ。繊細な演じ分けに演技の幅を感じさせます。

信長の影武者サブロー、本物の信長である明智光秀、冷酷な間者の羽柴秀吉。


今まで見たことのない秀吉像。石井あゆみ先生の描く秀吉は、とても魅力的だと思いましたね。

最下層の身分から天下人にまで上り詰めていく豊臣秀吉が、復讐に燃える忍びという発想が斬新です。

柔和で明朗、ソツなく抜け目ない社交術を駆使。時には命がけで乱世を渡り歩く秀吉の度胸、冷酷、野心、執念。

権力の階(きざはし)に上り詰めていくプロセス、心理描写が秀逸。サルと呼ばれたことからも容姿端麗とは言いがたい秀吉。

『信長協奏曲』の秀吉は心意気があり、本当に格好良い。魅力的な悪役のドラマがあるからなのでしょう。


生きるエネルギー、強さ、儚さ。野心の人の紡ぐドラマ、悪の美学。こういう人物に私は非常に魅力を感じるようです。

何と、俳優陣が舞台挨拶に来熊(らいゆう)されてたとは! くまモン歓迎。まだ間に合うかな、行こうかな映画、う~ん。

やっぱり見たいなぁ…

運営・編集 writer Miyu

2015.06.01 移転
2016.03.15 公開
2019.07.22 更新


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