Webサイトの配色について
お話しする時――
名画を鑑賞したり、イラストを描いていたりして、本当に良かったと思います。子どもの頃から、絵心を
養うよう心がけてきた事が、今日の私に有益な影響を与えています。配色を考えるのは、楽しい事です。
色の組みあわせ次第で、見る人へ与える印象が違ってきます。相手へ与える 「イメージ」 とも言えるので
軽視できない重要な要素の1つです。ネットで Webサイトを閲覧していると、色んなカラーの Webサイトが
ありますね。彩度、明度etc 専門用語をきくと難しそうです。もし、あなたが Webサイトの配色に迷ったら
サイトの 「核」 となる部分を考えれば、解決するでしょう。「全体的な調和」 「何を際立たせるか」
この2つを軸に選んだら、ユーザーに良いイメージを与える事ができます。色の世界は、奥が深いです。
慣れてくると楽しくて、イメージ通りの配色ができた時には、とても嬉しいです。次の項では
色の組み合わせについて
詳しくお話しします。
Web配色事典(フルカラー編)改訂版 [ シーズ ]
Webサイト 色の組み合わせ
全体的な調和とは、トータルコーディネートの事です。サイト全体として、配色がうまく溶け込んでいるか?
とも言えます。最終的に、 「際立たせるか」 または、「溶け込ませるか」 という事にたどり着きます。
分かりやすい例でたとえてみましょう。宝石店では、黒地の布、箱の上に、宝石が飾ってありますよね。
ジュエリーの美しさが、最大限に引き出されているのが分かると思います。背景に黒を使うことで
素材の長所を際立たせる1例です。逆に、 溶け込ませる事は、視覚的な空間の広がりとも関わりがあります。
できるだけ空間を広く見せたい時には、白や淡色系、薄いクリーム色、アイボリーなど、膨らんでみえる
膨張色を使うと、庭や部屋などが広々として、ゆったりしている様に見せる事ができます。庭や部屋の
面積自体は変わらないのですが、色のもつ特徴を生かした、配色による視覚的効果なのです。
【見やすいサイトの極意】
・全体的な調和
トータルコーディネートを考慮する。
・なにを際立たせるか
または、溶け込ませるか。
・淡色系には
空間を広くみせる効果がある。
(2016年9月23日
旧ブログより記事移転)
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