東山 魁夷
(ひがしやま・かいい
1908―99年)
(本名、東山新吉) は日本の画家・著述家であり、昭和を代表する日本画家の1人と言われています。
文化勲章受章者。千葉県市川市名誉市民。日本を代表する小説家・川端康成との親交もありました。
東山魁夷は、青緑色を用いた日本画が特徴です。絵画の代表作 『年暮る』 は、2011年6月
NHK BSプレミアムの本格派美術番組 「極上 美の饗宴」 でも紹介されました(3回に渡って放送)。
また、著作の 『わが遍歴の山河』 『風景との対話』 『京洛四季』 など、多数の画文集があります。
画像の 『緑響く』 は、モーツァルトの曲(モーツァルトのピアノ協奏曲第23番イ長調K.488) を聴いていた時
インスピレーションを得て描いたものです。美術学校を卒業後、ドイツに留学。滞在中ドイツでは、コンサート
にもよく通っていたとも(中々のハイソサエティ、進んでますね~)。緑の森、澄んだ湖――静寂の中。
白馬が散策している様子が、とてもエレガントです。緑いっぱいの森の木々を背景に、通り過ぎる白馬を
横からとらえたアングルです。白馬の上品さはさながら、貴婦人のよう。幻想的な1枚ですね。
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東山魁夷 唐招提寺 襖絵
東山魁夷に、大仕事がやってきます。1968年に皇居新宮殿壁画、1981年に唐招提寺御影堂全障壁画を完成。
唐招提寺の壮大な襖絵は、有名ですね。市川市東山魁夷記念館(千葉県市川市)、せとうち美術館(香川県坂出市)
に東山魁夷の作品が展示してあります。『緑響く』 は水面(みなも)に映っていて、まるで合わせ鏡のよう。
美的感覚が研ぎ澄まされていますね。青と緑が渾然一体となっていて、融合しています。真っ白な馬が
謎めいた美女にも見える。繊細でナイーブ、見る人を惹きつけて止まない、不思議な魅力があります。
ポスターや壁紙にしたくなる様なエレガンス。パステルトーンを幾重にも塗り重ねたような深みのある色使い
何とも言えない味わいがある。神秘的でドラマチックな構図も素晴らしい。東山魁夷の美術展がきたら――
絶対、行きたいです!
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