2013年6月11日火曜日

研ぎ澄まされた審美眼! 幻想的でエレガント 繊細な日本画 東山魁夷 緑響く


東山 魁夷
(ひがしやま・かいい
 1908―99年)

(本名、東山新吉) は日本の画家・著述家であり、昭和を代表する日本画家の1人と言われています。

文化勲章受章者。千葉県市川市名誉市民。日本を代表する小説家・川端康成との親交もありました。

東山魁夷は、青緑色を用いた日本画が特徴です。絵画の代表作 『年暮る』 は、2011年6月

NHK BSプレミアムの本格派美術番組 「極上 美の饗宴」 でも紹介されました(3回に渡って放送)。

また、著作の 『わが遍歴の山河』 『風景との対話』 『京洛四季』 など、多数の画文集があります。

画像の 『緑響く』 は、モーツァルトの曲(モーツァルトのピアノ協奏曲第23番イ長調K.488) を聴いていた時

インスピレーションを得て描いたものです。美術学校を卒業後、ドイツに留学。滞在中ドイツでは、コンサート

にもよく通っていたとも(中々のハイソサエティ、進んでますね~)。緑の森、澄んだ湖――静寂の中。

白馬が散策している様子が、とてもエレガントです。緑いっぱいの森の木々を背景に、通り過ぎる白馬を

横からとらえたアングルです。白馬の上品さはさながら、貴婦人のよう。幻想的な1枚ですね。



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東山魁夷 唐招提寺 襖絵

東山魁夷に、大仕事がやってきます。1968年に皇居新宮殿壁画、1981年に唐招提寺御影堂全障壁画を完成。

唐招提寺の壮大な襖絵は、有名ですね。市川市東山魁夷記念館(千葉県市川市)、せとうち美術館(香川県坂出市)

に東山魁夷の作品が展示してあります。『緑響く』 は水面(みなも)に映っていて、まるで合わせ鏡のよう。

美的感覚が研ぎ澄まされていますね。青と緑が渾然一体となっていて、融合しています。真っ白な馬が

謎めいた美女にも見える。繊細でナイーブ、見る人を惹きつけて止まない、不思議な魅力があります。

ポスターや壁紙にしたくなる様なエレガンス。パステルトーンを幾重にも塗り重ねたような深みのある色使い

何とも言えない味わいがある。神秘的でドラマチックな構図も素晴らしい。東山魁夷の美術展がきたら――

絶対、行きたいです!



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